チャンピオンカレーと金沢カレーのはなし

この数日、北國新聞の「ふるさとから挑戦」というコーナーの「第2話 厨房の鬼」として、チャンピオンカレー(旧 タナカのターバン)のエピソードが紹介されていた。
独特のカレーを生んだ田中吉和氏から現社長の南政広氏に至る道程。ターバンがチャンピオンになった経緯。バリエーションは増えても、金沢カレーの元祖はこのカレーであること。金沢カレーに愛着があるものとして興味深く読んだ。
麻薬?、入ってるって絶対、噂じゃねーよ(笑)。高橋町の本店は、やっぱ量多いよね。最近は、滅多に行かなくなったけど昔はよく食った。いつも最初の2、3口は五臓六腑にしみわたる感じなんだけど、Lカツだと半分あたりから辛くなりだして、最後の何口かはやや涙目(量が多くてコッテリしてるから)。食い切って「あー、もう当分食わねえ」って思うんだけど、何日かするとまた食いたくなるんだ。今でも店の前とか通ると、吸い込まれそうになることがある。今は同じ並びにあるジャンカリーも好きだな。
今はちゃんとしてると思うから書いても大丈夫だと思うけど、実はこの店どうなんだ?と思ってた時期もあった。本店は数年前に改装しているが、前はキッチンをカウンター席が囲む造りだった。10年以上前だが、店のスタッフがだれてて、カウンター内のキッチンでタバコを吸ってるは、爪切ってるは。カレーの味が悪いわけでもなく、賑わっているのだが、あるいは安定した人気があったからか、どうもスタッフに緊張感がなかった時期があった。それがしばらくすると、スタッフの動作や対応がキビキビしたものに変わってきた。「なんだ、ISO9001でも取ろうとしてるのか?」(この時、うちの会社は取得活動してたのだ)と思ったのを覚えてる。今回の北國新聞の連載を読んで、やっぱり企業努力して変わったんだよなあ、と思い出していた(勝手に想像してるんだけど)。あたりまえだけど、自分も頑張らないと。