PHPの開発環境(実行環境) XAMPP

Web系アプリケーション開発教育用の環境を検討。
自分が経験あるのはJava Servlet系なのだが、今回の話にはちょっと折り合いが悪い。
特定の言語やフレームワークを教えるのが目的ではないし、そこに大きく時間を割くこともできない。

  1. 言語・フレームワークの学習コストが低いこと。
  2. 一般的に広く使われていて、情報が豊富であること。学生が必要な情報を自学できる土壌が必要だし、いくら使いやすくて生産性が高くてもあまりにもマイナーじゃ困るし。
  3. 学生のPC等に導入が容易であること(当然、Windowsだ)。これも大事だな。みんなこれだけやってるわけじゃないんだし。

などと考えていると、・・・PHPかなあ? あまりよく知らんのだけど・・・。
実際の授業は少し先になるので、少し調べてみることにする。プラットフォームとやる(やらせる)ことのアウトラインは早めに決める必要があるけど。
PHPの開発環境について調べてみると、幸か不幸かなんか良さそうなのがあるな・・・。
まず実行環境についてはXAMPPがよさそう。
www.apachefriends.org/jp/xampp.html
ApachePHPMySQLなどなど実行に必要なソフトウエア一式がパッケージされていて、一括インストールできるらしい。そして、素晴らしいのは、ファイルシステムに展開するだけでよいことだ(Windows版はインストーラあり)。これなら学生が、それに自分がPCに他の環境を持っていても干渉しにくい(同時には動かせんかもしれんが)。便利になったなあ。
後腐れなく試せそうなので、実際にインストールしてみることにした。
上記のサイトからダウンロードする。バージョンはXAMP 1.6.7。内容は次の通り。

Windows版にはインストーラ版と、ZIPアーカイブ、自己解凍型ZIPアーカイブがある。ちょっと気になったのはそれぞれのファイルサイズ。各38MB、88MB、32MB。なぜ単なるZIPアーカイブが他の倍以上あるんだ?
インストール方法はやはり上記のサイトに説明がある。日本語で。いたって簡単、インストーラ版はインストーラを実行するだけ。ZIP版は展開後にパス設定用のバッチを実行するだけだ。
Windows Vista上にZIP版をインストールしてみた。

  1. ZIPファイルを展開。
  2. XAMPPディレクトリ下にあるsetup-xampp.batを実行。

これだけだ。ApacheMySQLなどを実行/停止するための簡単なコンソールが付いている。XAMPPディレクトリ下の下記プログラムがコンソール。Explorerから普通にダブルクリック。

xampp-control.exe

とりあえず、ApacheMySQLをstartして、ブラウザからhttp://localhost/にアクセス。間違えようのない画面が出た。MySQLも動いているし。素晴らしい。
よく分からないが、肝心のPHPが使えるのかも確かめたい。htdocsディレクトリ下に次のphpファイルをなんとなく置いてみる。test.php

<?php echo "this is test"; ?>

http://localhost/test.phpで確かに「this is test」と出た。
こりゃ簡単でいいね。前にInstant Rails動かしてみた時も感動したけど(この時は学習目的とかじゃなくて、Railsが前提のソフトを動かしてみただけだが)。
この機会にPHP勉強してみるか。